今週の徒花プロジェクトはレコーディングスタジオで伊藤くんと寺田くんがサックスのレコーディングをしています。更には、別働で谷口くんがギターをレコーディングしてくれています。何と言うか、本当にプロジェクトとして淡々と毎週進んでいるんですね。というわけで、今週のコラムは徒花プロジェクトの活動についてです。

 

 記憶は定かではないのですが、インタビューなどの際には徒花プロジェクトの結成年月日は20121月としています。当時の編成は、ボーカル、キーボード、ベース、ドラムスという編成で管楽器はまだ入っていないんですよね。僕はまだパソコンで譜面が書けなくて、初代ベースの木村くんが編曲もしてくれていました。ライブにも出ずに、毎週スタジオで新曲の練習をして、その音源を聴くのを一週間の楽しみにしていました。ただCDが作りたくて、レコーディングがしたくて、活動を始めた差所の半年間はレコーディングの為の曲をひたすらに作っていました。新曲を作る他は、You Tube用に動画を作るのが最初の活動でした。

 半年間そのような時期があり、曲も出来てきたしライブに出たのが20129月の終わりでした。その時はたくさんのお客さんが観に来てくれました。ライブを始める頃から、管楽器(トランペット、テナーサックス)のサポートメンバーを迎えました。若干のマンネリズムと共に、だいたい月に1回ライブをして、1年に1回レコーディングスタジオに籠るという活動ペースが確立されていました。

20145月にはファーストアルバム「カタルシス」を手売り販売開始しまして、構想からは2年以上掛かりました。とにかくアルバムを作る難しさを勉強しました。当然お金はメンバーの自腹でしたし、拘束時間も長く、結婚・出産・就職など人生の転機を迎えていたメンバー達が脱退していきました。そして、メンバーのモチベーションを保つ重要さも学びました。2015年には編曲を出来るようになりましたし、2016年はシングル「徒花キャバレー」を発売し、ジャズフェスや街フェスを回り少しずつ知名度を上げることに成功しましたし活動資金も稼ぎ出せるようになってきました。

今年は6曲入りのミニアルバムを作っています。少しずつ、5年前よりは遠くに来れたような気がします。僕はもっともっと遠くに行きたいのです。少なくとも、メリットのない頃から僕の活動に投資してくれたメンバーと、応援してくれるお客さん達のセンスは間違ってなかったと証明できるくらいに。

ミニアルバムを楽しみにしていてくださいね。