何がどうというわけでもないのですが、最近は政治、経済、社会などに人並みに興味が出てきました。2ヶ月くらいで8冊くらいお金の本を読んでいました。貯金の方法、株の動き、副業、信託投資など金融関係の知識を詰め込んでいました。どの本にも必ず「まず無駄を省きましょう」というのが書いてあります。金融の知識について披露してもいいのですが、今回は身近に潜む無駄について書いてみたいと思います。

 最近よく考えるんですけど、例えば、「あまり行きたくない飲み会2時間、3000円」に参加した場合、僕の損害はどれくらいになるでしょうか? おそらく2時間、3000円が損害と思う方が多いのではないでしょうか? 僕はこの場合、6時間、6000円が損害だと考えますね。まあ、無駄な会なんてないはずなんですけどね。

 まずはお金について。実際に使った3000円がマイナスです。でも、もう少し深く考えてみると「飲み会に行かなければ他のことに使えるはずだった3000円」も無駄にしているような気がしているんですね。だから、全部で6000円の損害と考えました。

次に時間について。まず、実際に参加した2時間ですよね。で、飲み会に行かなければ他のことに使えた時間が2時間ですね。それから「参加してしまって疲れた分を回復させる為の2時間」があると考えました。実際の時間やお金より23倍のコストが掛かっているように感じました。まあ、飽くまでもあんまり気が乗らない会に行く場合ですけどね。なんかちょっと気を遣わなきゃいけなかったり、うまく雰囲気に溶け込まなかったりすると、やっぱり家で本読んでりゃ良かったな、なんて思うこともありますよね。逆に全然乗ってなかったけど行ってみたら面白かったなんてパターンもあるので一概には言えないのですが。

ここまで書いたんですが、これは単に考え方の話で飲み会に行くなって話ではないのです。消費活動っていうのは単にお金が動いているだけの簡単なものじゃなくて体力だったり精神力だったりも使っているんだなって思ったのです。

音楽は完全に嗜好品ですし、生活の中ではわりと初めの方に切り捨てられてしまう無駄だと思います。「アニメ>映画>漫画>本>音楽」個人的にはなんとなくこんな順番な気がします。尚且つ、消費のハードルは上がっていると思います。僕は徒花プロジェクトの音楽が人にとって無駄にならないように作品や演奏を作っていきたいと思ったのです。僕の消費活動のハードルの高さがばれちゃったなあ。