今週は僕の好きな歌手、樋口舞さんについて書いてみたいと思います。樋口舞さんは、『歌姫楽団』というバンドをやっていて、僕は2008年に『東京近代少女~トーキョーモダンガール~』というCDをジャケ買いして以来のファンなのです。何とも言えず気になるジャケットとタイトル、それからバンドではなく楽団と名乗るあの感じ、僕はどんな内容か全く分からなかったのですが買ってみました。ジャケ買いは大成功で、僕は販売されているCDを全て手に入れて大事に聴いていました。CDだけでは物足りなくなってワンマンライブにも足を運びました。着物を振り乱して唄う舞さん、歌謡ロックの一番いいところを詰め込んだようなバンド、可愛らしくも怖い女の情念を歌う歌詞、暗い曲調の曲が多く僕の大好きな雰囲気を詰め込んだような楽団でした。

 歌姫楽団は解散してしまったのですが、樋口さんはその後も活動を続けられていて現在は『樋口舞と天井桟敷アンサンブル』でご活躍中です。天井桟敷アンサンブルがCDを出したときは、僕は新宿のタワーレコードでサイン・握手会に参加しました。サインの日付を見たところ2013年10月5日でした。生で、本当に近くで見た舞さんはとてもお綺麗で、とても優しく話し掛けて頂きサインして頂きました。サイン入りの『天井』というアルバムは僕の宝物の一つです。天井桟敷アンサンブルは歌姫楽団よりはもう少しアコースティック路線で、ピアノやバイオリンの方もいてより深みのある音楽に進化していました。

その頃にはもう僕は徒花プロジェクトとして活動していたのですが、『カタルシス』を制作しているくらいの時期だったんじゃないかと思われます。収録されている『浅草ミドリトニック』という曲は歌姫楽団を知らなかったら作らなかっただろうなってくらいに影響されていると思います。

 時は流れて2017年、僕らがよく出入りしている新宿カールモールに舞さんが出演するということで早速ライブを観に行きまして、恐れ多くもファンだと伝えましたところ、一緒に写真を撮ってもらえました。一緒に行った越智くんには「及川さん、ファンの顔しすぎです、気持ち悪いです」と言われる始末でしたが。ああ、もう今日死にたいなってその日に思ったのですが、死ななくて良かったです。というのも、本日3月24日土曜日、樋口舞と天井桟敷アンサンブルと徒花プロジェクトがツーマンライブするんですよ。近くで演奏を観られるのもとても嬉しいんですが、舞さんの曲を1曲、僕の曲を1曲一緒に歌うことが出来るのでやっぱりそれが一番嬉しいですね。それでは、本日は新宿カールモールでお待ちしております。