最近、仲間内で「ライブハウスが最近潰れまくっているよね」って話になりまして、今週はそのような話について触れてみたいと思います。
 体感として、確かに老舗のライブハウスが潰れるニュースとかよく見かけますし、お世話になっていたライブハウスがいつの間にかなくなっていたり、経営者と店名が変わっていたりするのを見てきました。
 潰れるってことは、何かしら採算の取れない理由があって、関係者の方とお話させて頂く機会もあったりするのですが、結局「頑張らなきゃね」みたいな曖昧な言葉で終わってしまったりするんですよね。何をどう頑張ればいいのか、ちゃんと考えていかないといけませんよね。

お客さんの目線で考えてみたいと思います。仲間内(こういう話は主に谷口くんと)で話していたのは、「ビジネスモデルが崩壊してるよね」って話で、例えば、最近でしたらYouTubeとか動画サイトで音楽を無料で聴けますし、Instagramやら、他にも配信サイトなんかで、弾き語りを観たりお喋りしているのを観たりすることが出来ますよね。アーティストとお客さんの距離感というのも多様化しているように思います。そんな中で、昔と同じ経営の仕方をしていても生き残れないのは、まあ当然の事なんじゃないかなと思います。

1980年代とか、バブルの頃はバンドブームなんてのがあったりですとか、経済的にも上向いていくような時代だったと思いますし、サブカルブームというか、「ライブハウスに行くのがかっこいい」みたいな時代だったりしたのかもしれませんね。それに比べ、近年の日本の経済はもう成熟しきってしまっていますし、若者(自分も含め)は搾取され続けているように感じます。時間もないしお金もないし、頑張ればどうにかなるっていうような甘い期待も抱けないわけです。要するに生きづらいんですよね。

そんな中、自分の好きなアーティストを観に行くのに、30~40分の演奏時間に対して2000円~3000円のチケット代+ドリンク代500円を取られるのは高くないですかね? 少なくとも僕にとっては結構高いです。ずっと立っていなきゃいけないし、地下で黴臭いことも多いですし、煙草臭いし、だいたいトイレは汚いし、ご飯が食べられるわけでもないし、お酒やジュースが美味しいわけでもないし、お目当てのバンドが出ていても30分しか演奏しないし、単純にうるさいし、会話ができないし、一回入ると若干帰りづらい。それに、他に出演しているバンドに共通点というか括りのようなものがあればまだ、救いがあるんですが、そういうのもあんまり望めないですしね。
もう少し書きたいことがあるのですが、来週に続きますね。