ブリザードフラワー
作詞:及川貴輝
作曲:及川貴輝
櫛でとかした長い髪
自分の顔にしか興味ないの
頬紅の甘い匂いがして
私はそれが嫌いだった
「鏡よ、鏡。この世で一番美しいのは誰なの?」
「それは姫です。雪のような肌、赤い唇」
眠り続けたい邪魔されずに
他人の悪意にも気付かずに
「此処は何処? 私は誰?」
小人には分からない
義母が私を憎む度
綺麗な顔は歪んでいった
まるで枯れない花の様な
凍り付いた造りもの
「鏡よ、鏡。この世で一番綺麗なのは私でしょ?」
「いいえ、お妃様。嘘は吐けません。漆黒の髪」
氷の宮殿で愛されたい
義母の嫉妬に気付かずに
「お前さえ居なくなれば」
鏡が映す真実
「鏡よ、鏡。この世で一番美しいのは誰なの?」
「それは姫です。雪のような肌、赤い唇」
眠り続けたい邪魔されずに
他人の悪意にも気付かずに
「此処は何処? 私は誰?」
小人には分からない
「鏡よ鏡。迎えに来て」
私を見つけて毒林檎
焼けた靴で踊り狂う
義母を見ている婚約者