さて、今週の徒花プロジェクトなんですが、土曜日は牛込柳町にある天祖神社でのお祭りにて演奏してきます。アコースティック編成での出演となりますので、セットリストががらりと変わります。これを機にチェックしてみてください。そして、日曜日は栃木県黒磯ジャズフェスティバルで演奏してきます。1年振りの黒磯で自然を満喫してきたいと思います。佐野サービスエリアで佐野ラーメンを食べるのが密かなる僕の楽しみなのです。ドライバーが僕なんだから、寄るサービスエリアは僕が選ぶぞ、という強い意志を持って運転したいと思います。
今週は地獄のアリスの聴きどころについて今週は書いていこうと思います。まずタイトルの『地獄のアリス』って何なんだろうと思った人がたくさん居るんじゃないでしょうか? これね、実は漫画なんです。一体何の雑誌で連載されていたのかも定かではないのですが、松本次郎先生という方が書いている漫画なんですね。すごくざっくり言うと、近未来系少年スナイパーとダッチワイフの話。うーん、めちゃくちゃざっくりだね。言葉じゃ上手く言えないんだけど、この漫画が僕はとても気に入って(松本次郎先生の漫画はどれもとても好きです。『フリージア』も『女子攻兵』もその他の短編集も)、この上手く言えない感じを曲にしてみたいと思ったのです。創作意欲を駆り立てるようなタイプですね。少年漫画だと熱い気持ちにはなるのですが持続力に欠けるのです。それは多分しっかりとカタルシスしてしまうから満足してしまうんですよね。テスト前に部屋を掃除してその後勉強出来ないみたいな感覚でしょうかね。松本先生の作品は僕を徹底的にもやっとさせてくれます。僕はその作品の中の命題のようなものについて深く考察することを強いられるわけです。僕はそのもやっとしたものの正体を突き止める為に作曲し作詞をし答えを出すという。つまり、この曲は漫画『地獄のアリス』についての僕なりの考察といったところでしょうか。
聴きどころとしましては、歌さえちゃんと聴いてくれたら僕的にはそれで問題ないのですが、全体の流れ、ダイナミックス、アルバム中唯一のワルツのノリを楽しんでもらえたらいいのではないでしょうか。そして、この曲にはサックスソリがあり、そのフレーズに全てが凝縮されていると僕は思います。漫画で言うと6巻中の5巻めくらい。ラストバトル前夜のような気持ちで作りました。何処まで再現できたかは分かりませんが、良かったら漫画も読んでみてください。結構夢中で読めてしまうと思いますよ。それではまた来週。
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このコラムを読んですぐさまネットで『地獄のアリス』1〜5巻をポチッとしました。1〜5巻のセット。6巻。。。
購入後2日で届いたのですが未だ箱にしまったままです。
松本次郎さんについてググっている時この漫画がネットで読める事を知りましたが、本で読むのが漫画の醍醐味だと自分に言い聞かせています。掲載はスーパージャンプってなっていましたよ。
及川さんの考察、解釈を経てこの漫画を読むとどんな感じになるのか楽しみです。
果たしていつページをめくる事が出来るだろう。
お祭りでの演奏、黒磯での演奏と運転お疲れ様でした。