残暑厳しい9月の始まりですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか? この文章を書いているのは8月の終わりなのですが、僕はきっと9月の初めの頃は今頃砂丘巡りをしていることでしょう。前に書いたことあったかな? 砂丘と島と橋が好きって話。砂丘の話はまた帰ってきたら書けるといいなあ。夏の終わりということで、今回は夏休みの宿題の話です。

 皆様は夏休みの宿題ってちゃんとやるタイプでしたか? 7月中に全部終わらせちゃうタイプか、8月31日に泣きながらやるタイプのどちらかに別れるんですかねえ? ちなみに僕が小学生の頃はドリルとか作文とか一人で簡単に出来るヤツは7月中に済ませちゃって、ポスターとか工作みたいなめんどくさいのは夏の終わりにやってたようなタイプですね。全くやらずに出さないなんて人もいるんでしょうかね? 僕のクラスには多分いなかったんだけど。

 普段はちゃんと宿題とかしっかりやれてたんですが、人生で一度だけ、中学一年生の時だけ夏休みの宿題を全くやらなかったんですよね。そもそも新生活に体がついていってなかったんですよね。徒歩で20分掛かるのに自転車通学出来なかったし、なんか良く分からないサブバックを持って学校に通わなくちゃ行けなかったし、学校に行くとすぐにジャージに着替えなきゃいけないのに、ジャージで通学できないし、色々バカみたい。そんなこんなで、中学1年の時は全然夏休みの勉強も出来なかったわけです。で、モヤモヤしたまま9月1日を迎えまして、宿題の提出ですよ。幾つかは出したけど、国語の新聞のコラム書き写し(あんなんに一体何の意味があるんだ?)と英語と数学のワークが確実に終わってない。一応知らんぷりして提出してみたんですが、案の定呼び出しを食らいまして。「中学一年生で夏休みの宿題が終わってない人は図書館に集合してください」という放送がありまして。放送は聞こえてたんですけど、嫌だったんで無視してたら学年主任の先生にわざわざ探して頂きまして(他に仕事ないのか?)無事に図書室に連行されまして。
 元気そうな少年たち(女の子も少し居て、その時はそれが少し不思議だった)がせっせと宿題をやってる中、偉い偉い先生方に「放送あったのにどうして来ないんだ?」「宿題やんなきゃいけないのになんでやらなかったんだ?」みたいなのを延々と詰められてたんですよね。しばらく下を向いてたんですけど、僕は大きく息を吸って「おしっこ真っ黄っ黄!!!」と答えたんですね。もうね、図書室中が爆笑の渦ですよ。あれ? 僕、不良だったのかな? と思ったけど違うな、12歳の頃にはもう理不尽と闘っていただけなのだ。勇敢な少年に幸あれ。ごきげんよう。