ぼんやりネットサーフィンしてたら「女子力アップ」的なサイトに迷い込みまして、そこでのお題が「可愛いにどう返すか、好感度する5パターン」みたいなのがありまして、どうせたいしたこと書いてないんだろうなあと思いつつ覗き込んでしまいました。
 そこで効果的とされているのは「ありがとうございます」「そんなに褒めても何にも出ませんよ」「もっと言ってください」と書いてありました。あとはちょっと忘れちゃいましたがニュアンス的には素直に喜んでいる方がウケがいいって感じのまとめでしたね。で色々考えたんですけど、僕はね、こんなテンプレートみたいな台詞は聞きたくないんですよ。

 誰が誰に向けて書いた記事か分かりませんが(挿絵の雰囲気は良かった)、可愛いって言われても返しづらくないですか? 先述のテンプレみたいなのが横行してしまいますよね。というのも、そもそも「可愛い」って言葉が広義で扱うのが難しいですよね。こんなこと考えてるヤツは確実に面倒くさい人間なのでしょう、そして、僕も歌詞の中で「可愛い」をそれなりに使っていますが、最後まで読んで頂きたい。実際に女性たちはこの返答に困ってるはず、だからこういう記事がいっぱい出てくるんですよね。

 何が言いたいかというと、的を絞って可愛いと言いなさいよってことです。「今日の髪型、いつもと違って可愛いね」だったら、「そうなんですよ、ちょっと変えてたんですけど気が付いてくれたの及川さんが初めてですよ」ってなるわけですよ。楽しい会話の入り口の出来上がり。そうすると素敵な女性にお返しをして頂くように猫のシャツを褒めてもらえるわけですね。爪が可愛いとか、いつもとお化粧が違うとか、ちゃんと気付いてしっかりと具体的に褒めなさいよ野郎共。じゃないと楽しい会話が出来ませんよ。「可愛い」「ありがとうございます」→沈黙みたいなんが結末でしょ? 「可愛い」「そんなに褒めても何も出ませんよ」に対して的確に答えられるのか? 僕だったら、「何も出なくても、生きててくれたらもうそれだけで」って言って立ち去っちゃうよ。「可愛い」の返しが「もっと言ってください」だったら、ちょっと腹が立ちそうですけどね。まあ、その方のキャラクターに左右されるかと思いますがね。というわけで、的確に褒めていかないと、テンプレのような答えが返ってくるし、そのテンプレに面白く返せないと、楽しい会話が長続きしないですよって話。女性にテンプレ回答するなって話ではなく、男性にもっと気を遣えと言っているのだ。アダバニアファミリーは紳士たれってことです。ごきげんよう。