毎週このコラムを読んでくれている皆様は「犬派」でしょうか? それとも「猫派」でしょうか? この古より続く問題に今週は迫ってみたいと思います。「うどん派」と「そば派」問題と「つぶあん派」と「こしあん派」の問題はまた今度ね。

僕はどちらかというと「猫派」ですね。理由は簡単、歌になるから。色気というか気品があるんですよね。仕草も何とも言えず女性っぽい。未亡人みたいな? 「私には好きな人がいるから、簡単に近寄ってこないでよね。頭なんて撫でさせてあげない」的な。欲しいのにもらえない的なもどかしさ、これが猫ちゃんの可愛いところじゃないでしょうか。どうして? こんなに好きなのに猫ちゃんは振り向いてくれないの? なんでもしてあげたいのに。嗚呼、僕の中のマゾヒズム。嘘だよ、猫しゃん、君が幸せならそれが一番さ。

犬は歌になりづらい。ちょっと健気過ぎる感じ? 「ご主人様が一番好き、帰ってくるまで、尻尾を振って待ってる。ね?わたし、いい子でしょ?撫でて、ずっと甘えちゃう」的な。なんでしょう、痒い所に手が届くこの感じ。あれ? 実際に文章にしてみると犬が可愛く思えてきた。でも未亡人の雰囲気はないですね。なんだろう、新婚の年下のお嫁さん的な? 従順な感じだね、とにかく。僕は一生帰ってこないけど家でずっと待っていてほしい。嗚呼、僕の中のサディズム。嘘だよわんちゃん、死んだら僕の骨食べてもいいよ。

実際にはどっちも飼ったことがないから、本当のところはわからないけどね。これ全部、想像だし。

そもそも、僕は人生で犬も猫も数えるほどしか触ったことないんですよ。あんまり、動物を触るのが得意じゃないんです。うっかり痛くしちゃったらどうしようとか、噛まれたり、引っ掻かれたりしたくないなあ、とか、急に手に力が入っちゃって死んじゃったら嫌だなって思うと触れない。同じ理由で、赤ちゃんを抱っこしたり、人の楽器(高いのは特に)を触ったりもなるべくしたくない。

自分で描くサインするときの猫しゃんの絵が好きですね。勿論、スヌーピーだって好きだし。でも、今は妖怪ウォッチのジバニャンに夢中だニャ☆