予想通りと言えば予想通りだとは思いますが、僕は手紙を書くのが好きです。手紙じゃなくてもノートにやることをまとめたり、カレンダーも自分でノートに作ります。つまり、まとめると僕は筆まめな男です。この文明の最先端を生きる我々ですが、手書きの良さというのもまた味があっていいものだなあと思います。このコラムは勿論パソコンで書いてますよ。タイピングも割と早く出来るので。

　冒頭でも触れたのですが、僕のノートのタイトルは「不自由帳」です。ここにはバンドのスケジュール、年間の予定、応募したフェス情報、売ったＣＤの枚数、バンド金庫の中身の金額、当面の目標、買った物の名前と値段、歌詞の断片、日々の感想、コラムのお題、お馴染みの猫やハムスターの絵、ちょっとした許せないこと、耳に残った台詞、本の一節、なんでもかんでも一冊にまとめているのが不自由帳ですね。

　僕は手帳を使わないんですよね。というのも、そもそも予定を入れないので必要ないのです。僕は基本的に約束というものをあまりしないタイプなのです。一か月前に約束して、二日目に気分が乗らなくて憂鬱な気持ちになったりする。僕が唯一嫌じゃない約束が音楽に関わることですね。飲み会とかお出掛けするより、スタジオに入る方が幸せですから。まあ、勿論たまには音楽に関係ないお出掛けや遊びもしますよ。というわけで、手帳は買うほどではないんですね、結局は自分で作っちゃった方が管理しやすい。というわけで、不自由帳だけは絶対に紛失するわけにはいかない。

　手紙を書くのも好きで、家には便箋が二種類くらいはいつも用意してある。確かに面倒くさいなあって思うんですけど、ちょっと一言添えてあるっていう状態が好きなんですね。内容なんて他愛のないものでいいと思うんですけど、あるのとないのでは印象はかなり違ったものになるのではないでしょうか？　最近だったら(1月に書いてます)年賀状に一言添えてある、とかね。僕はかれこれ10年以上年賀状を自分から出すことはなくなってしまったのですが、皆さんは如何でしょうか。書かないのは僕だけかな？　あとでメンバーに訊いてみよう。

そういえば、ファーストシングル「徒花キャバレー」でベースを弾いてくれた直樹くんから年賀状が届いてたな。返事を書かなくちゃ。飲みに行くとき、手渡しだな(笑)