先週と今週は自分に少し余裕があって、久し振りにドン・キホーテで買い物をしたり本屋に行ったりと、少しだけ自分の時間を持つことが出来ました。5~8月はなんだか忙しくて、空き時間があれば寝ていたい、コンビニに行くのも面倒くさいなんていうのがずーっと続いていたのです。ドラクエ11もようやくクリアすることが出来ました。ドラクエというと、3や5がやはり根強い人気だと思いますが、僕は11が一番良かったと思います。最新作が一番素晴らしいっていうのは、勿論当たり前なのですが、なかなか難しいことでもあって。そんな中、何度も涙ぐみ、鳥肌が立ちました。僕の想像の斜め上を進み続けてくれて、最後の最後にタイトルの意味が分かったとき、僕も作曲しなきゃと自らを奮い立たせることが出来たのです。
さて、気を抜くとすぐにドラクエの話になってしまうのですが、今週は「静かに暮らしたい」という曲について書いてみたいと思います。タイトルの「静かに暮らしたい」というのが僕の人生でのたった一つの願いです。静かに暮らすことが出来たら他には何も要らない、そんな気持ちでこの曲を書きました。この曲は6曲の中で一番最後に作られた曲ですね。この曲に関しては、聴きどころというよりは歌詞をよく読んで頂けると理解が深まるのではないかと思います。僕の、アルバム「ライ麦畑で抱き締めて」の中での個人的な課題は楽曲世界をリンクさせる容れ物を作ることでした。特に誰にも言ってないし、伝わってるのかも分かりませんが、そういう挑戦を個人的にひっそりとしていたのです。こういう部分ってたくさん小説を読んだこととかゲームをしたことが基盤になっているなあと思います。例えばドラクエでも一つ一つの物語は、それ自体は自立しているけど、どこかで繋がっているでしょ。そういうことを目指していたし、これからも目指し続けるんだと思いました。どこがどう繋がっているのかは歌詞カードをじっくり読んでみてね。で、僕に会った時にでも皆様の見解を聞かせてくださいね。
「静かに暮らしたい」の歌詞の主人公が実際に静かに暮らせているのかは僕にはちょっと分からないんですよね。彼はちょっと複雑な事情を抱えてるような感じがしているのです。自分のことのようでもあり、他人事でもあり。僕はいつも過去のない場所で生きたいって思うんだけど、自分の記憶がある限り、過去を内包してしまうなあ、なんて。聴きどころに関しては歌を聴いてくれたらいいんだけど、徒花プロジェクトの曲で言葉にならない部分っていうのはいつもサックスのメロディやソロに込められてるんじゃなかと思うよ。
あ、歌詞カードの最後のページ、いつもと台詞が違うんだ、それも僕の決意の表れってことです。また来週。
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この曲の中の
輝いていた冬の朝の様に
冬の朝の「あ」が好きです。
こんなに切ない「あ」があるんだなって
そこが聴きたくて何度も聴いたりしています。
忘れられない過去を抱えながらきっとこれからも進んで行かなきゃいけないんですよね。
これから迎える最新作の毎日が素晴らしいって信じて進んでいったらきっと苦しい過去も今の幸せに繋がっていたんだって思える日が来てその時人生の意味がわかるのかもしれませんね。
徒花プロジェクトの曲に毎朝一歩前に進む勇気をもらっています。素敵なアルバムをありがとうございます!6曲とも大好きです。