今週の徒花プロジェクトは10月に控えたフェスの準備をしています。リハーサルスタジオにはゲストが2人来る予定です。会うの久々で楽しみだなあ。さて、先週分までのコラムでニューアルバムについて少しずつ聴きどころを書いてきたのですが、無事に6曲分終了しましたね。今週からはまた徒然なる内容に戻ると思いますがどうぞお付き合いくださいね。
 ヤフーニュースかTwitterかで流れてきたトピックで、小学生低学年のテストで「対義語」の問題が出ていて解答が画像に載っていたんですね。例えば「大人」の反対は「子供」とか「右」の反対は「左」とかそういった問題だったんです。で、当たり前のことのような気がするし、そこまでは理解できるし納得したんだけど、腑に落ちない問題があって「猫」の対義語が「犬」ってなってて丸がついてるんですよね。猫の反対って犬なんですか? 犬と猫、よく一緒に出てくるし、僕もライブのMCで「猫派の人? 犬派の人?」の話なんかをよくするんだけど、冷静に考えたら猫にも犬にも反対なんてないだろって思ったのです。犬は犬だし、猫は猫なんだから。野球の反対はサッカーじゃないし、空手の反対は柔道じゃないでしょ。他にも、「おじいちゃん」の反対は「おばあちゃん」ってなっててこれも納得がいかない。おじいちゃんには長生きしてほしいし、おばあちゃんには天国で穏やかに暮らしててほしい。決して対なんかではないと思う。ただ、「男」の反対は「女」っていう問題だったら僕にも理解出来る。
こういった割り切れないシリーズの他に「肉」の対義語が「魚」ってなっていて、「野菜」じゃダメなの? とか、「海」の対義語は「山」ってなっていて「陸」じゃないのか? 「空」でもいいよな、という答えのない問題にもやっとしてしまったりね。
こういうの、小さな時にはなかなか気が付けなくて、大人(それは子供にとって絶対的な強者であって優秀であるかは問わない)の考えた答えの言いなりになってしまっていたなあと思う。本当に長い時間を掛けて洗脳されてきたんだなあとしみじみすると同時に、答えを一つ決めておいてそれに当てはまってる方がお互いに楽なんだよなあっていう理屈も透けてくるよね。本当は答えなんかないじゃん、何にも。青少年の皆さん、僕からのメッセージは大人の言ってることなんてネットニュースくらい信憑性ないよってこと。というわけで、もやっとした問題の算数編もあるのでそれはまたいつかね。