この文章を書いているのは三月の初めの頃でございます。遅くなりましたが明けましておめでとうございます。めっきり読みたい本ややりたいゲームがなくなってしまい、昨年末から最近までに掛けてずっとAmazonプライムで映画やアニメを観漁っていました。高校生くらいまでは、金曜ロードショーとかテレビで映画を観る機会があったのですが、大人になってからは習慣もなくなってしまい、アニメに関しても最後にちゃんと見たのは『鋼の錬金術師(一期の方)』だったような気がします。
そんな僕が今滅茶苦茶にハマっているのが『銀魂』ですね。これはAmazonプライムで今までに放映されたシリーズ全部(全367話)観られるわけです。しかも自宅のパソコンやスマートホンで。本当にいい時代です。これを三か月掛けて二回観ました。同じ作品を二回観ることってあまりないのですが、かなりの長編なので忘れないように、と、長い間浸っていたので抜け出すのが寂しいから、ついつい続けて観ちゃうんですかね。
『銀魂』は基本的にはコメディ作品で『こち亀』に近いノリで、銀さん、新八、神楽ちゃんが愉快な仲間と大暴れって感じなんですが、僕は時々挟まれるシリアスな長編が好きなんですね。割合で言うと、前半は50話あったら8話くらいはシリアス長編って感じですかね。後半はもう少しシリアスな回が続くわけですが。
コメディ回とは違い、史実にまつわるエピソードが出てきたり、幕末の偉人が活動したり、征夷大将軍が変わって民衆が戸惑うなど、時代の移ろいを感じられるのが僕的にはすごく楽しいわけです。あとは、キャラクターの名前も歴史上の人物からモジられているものが多く、知らない人が出てきたらググって元ネタの歴史上の人物まで調べるっていうハマり方をしていました。例えば、『新八』→『新選組二番隊組長 永倉新八』が由来だったり、とかそういうのを調べていくわけです。で、新選組は知ってるけど、永倉新八ってそんなに知らないなあ、Wikipediaで調べるかって感じで、僕の中で幕末の知識がどんどん
溜まっていくわけです。ちなみに銀魂ワールドには『真選組』なるお巡りさんが出てきて『近藤勲』とか『土方十四郎』とか『沖田総悟』とか、実際に居た人物もモジられてキャラクター化されています。
そして、バトルが必殺技なしの乱戦っていうのが銀魂の魅力なのかなって思います。普通にタイマンバトルになることが少ないんですよね。三対一でボス敵を退けるみたいな展開が多いし、必殺技を持つキャラも皆無。ここらへんに作者の幕末間のこだわりを感じたりしていて、本当に歴史に詳しいんだなあって感じで感心して観ていました。良かったら皆さんも観てね。御機嫌よう。