今回は確率の話。屁理屈と言われてしまうかもしれないけど、敢えて書いてみたいと思います。

例えば、数学(算数)的見地から考えた場合、サイコロを投げた場合に一が出る確率は六分の一ですよね。まあ誰でもそう習ったでしょうし、事実、僕もそう教わりました。

 しかしですね、僕は思うわけです。サイコロを投げて一が出る確率は二分の一なんじゃないかってね。だって、『一が出る』もしくは『一が出ない』場合しかないのですから。ほら、段々と一理あるような気がしてきたでしょ?

 模擬試験とか受けると志望する大学に合格する確率とか出るけど、それだって『合格』か『不合格』かの二種類しかないわけだから、やっぱり確率は二分の一ですよ。

 そうやって考えてみると、宝くじなんて楽しいですよね。当たる確率が二分の一なんですから。

屁理屈だって呆れている方もいらっしゃるでしょう。まあ、それは仕方のないことですね。屁理屈ですもの。にんげんだもの。

若かりし頃の夏目漱石は「1+1=?」と学校の先生に質問されて「1+1=1」だと啖呵を切ったというエピソードが有名ですね。両手に持った泥団子を一つにくっつけて、先生は呆れ顔で何も言えなかったそうです。

こういう話が僕は好きです。ここまで書いて気になって調べてみたら、夏目漱石も僕と一緒で水瓶座でした。

 何が言いたいのかというと、現実は夢想には勝てないということです。屁理屈と泥団子をこねて、あとは世の中に投げるだけです。

言わずもがな、泥団子が世の中に当たる確率は二分の一ですよ。