今週はいよいよ僕のボーカルレコーディングの番です。今日までメンバー達が頑張ってOKテイクを積み重ねてくれたので、僕は伴奏が全部入っている状態で気持ち良く唄うことが出来ます。レコーディングの度にメンバーはノウハウを覚えて優秀になっていくし、レコーディングに掛かる時間も安定して短くなってきているので僕は安心して構えて居られます。それにサポートメンバーの二人(ベース恭世さん、ギター谷口くん)も限られた時間の中で最高のパフォーマンスをしてくれています。というわけで、今週は歌入れなので僕の喉ケアについて書いてみましょうね。
喉ケアというと皆さんはどんなことを想像するんでしょうか? のど飴舐めるとかそんな感じなのかな? 僕の場合はまず1年中マスクをしていますね。夏のクソ暑い時期でも平気な顔でマスクをしていますよ。慣れると快適です。しかし、夏にマスクをしてると周りの人から変なヤツだと思われます。僕の場合は髪も長いし私服も派手なのでより危ない感じになります。まあ、喉の為なので仕方がないですが。それから、のど飴ですね。僕は龍角散ののどすっきり飴の信者です。色々とのど飴を試してきましたが、僕の場合は市販のものでは龍角散が一番効きます。もちろん個人差はあるんでしょうけど。ちなみに龍角散の粉薬も持っていて、あれ、喉痛いなって思ったらすぐに飲みますね。習字で使う墨の味がします。
あとは食べ物に気を遣います。ライブやレコーディングが近くなってきたら、なるべく熱いもの、辛いものを食べないようにする。ウーロン茶など口内の油分を分解するものは飲まない。常温のお水をこまめにたくさん飲む。粉のビタミン剤を毎日飲む。お酒は唄い終わるまで飲まない。なるべく笑わないようにする。なるべく喋らないようにする。そうじゃないと直ぐに声が枯れちゃうんです。
たぶん僕は普通の人より喉が弱いです。日常生活を普通に送るだけで声が枯れてしまします。声帯は人体の中でも本当にデリケートな部位。一人に一つしかないし、交換も出来ない。一度壊れると完治することはないんですね。だから、人の声って年齢とともに変わっていくでしょ。僕も地声が年々低くなっていっています。ただ、小さな声でもわりと通る声になってきました。世のボーカリストは限りある声帯を大事に使っているんですね。
だいたいレコーディングの日程が決まるのは一か月半前くらい(今回の場合1月には決まっています)なので、僕はそこに向けてこんな感じで体調を整えていくわけです。パワフルでハスキーな歌声が早く皆様に届くのを願いながらね。