12月も今週でもう折り返し地点ですね。徒花プロジェクトのニューアルバム「ライ麦畑で抱き締めて」は20日(水)に発売されます。皆様、ご予約はお済みでしょうか? 11月末からラジオ番組で取り上げて頂いておりまして、有線でも掛かっています。僕も先週ラジオに電話出演と実際にスタジオでの収録に参加してきましたよ。その話もいずれコラムでね。そんなわけで、我々のような規模のバンドですと事前予約がとても重要なのです。買おうと思っているんだけど、まだお済みでないって方がいらっしゃったらAmazon等で予約して頂けると滅茶苦茶嬉しいです。応援よろしく。
 さて、今週のキーワードは「昔は良かったね」です。昔は良かったねっていうスタンダードジャズナンバーもありますし、日常会話でもこんな話になることがあるんじゃないでしょうか? 昔は良かったなんて言い出したら進歩してない証拠っていう説もあるみたいですが、敢えて触れてみようかと思います。
 というわけで、僕の思う昔は良かったことを話してみますね。僕が小学生だった頃、何をして遊んでたんだかあんまり思い出せないんですけど、近所のコンビニに行ってジュースを買った時に店員のおばちゃんに「ぼく、ポテト食べられる?」と訊かれて「はい」と答えると、「良かった。じゃあこれあげるね。賞味期限が切れちゃうから捨てなきゃいけないんだけど、もったいないから良かったら食べてね」とポテトを貰ったことですからね。何と言うかやっぱり今と比べておおらかな時代ですよね。その後も、買い物する度にポテト貰ってましたね。僕が遊びに行く時間がちょうど廃棄タイミングだっただけなんだろうけど、今だったら考えられないですよね。仮に貰えたとしても、「毒でも仕込まれてるんじゃないか」ってこっちで変に勘ぐってしまいそうなもんです。
その他にも、昔はもう少しスローライフだった気がするんですよね。デパートにも休業日がちゃんとあったりとか。飲食店も定休日があって「今日はやってないんかい」ってなったりとか。今だと年中無休とか24時間営業とか多くて便利なんだけど。インターネットなんて知らなかった(電話線のネットはあったはず)から、ビデオ録画したアニメを繰り返し見たり、再放送してるドラマを一生懸命見たりね、ゲームしても通信機能がないから友達のプレイしているのをじーっと見てたり、代わりばんこにプレイしたりね。マクドナルドのハンバーガーが60円で売ってた時もあったなあ。今だとハンバーガーは単品で120円なんだって。当時の物価はどうなってたんだろう? ていうか、そういうの考えなくて済むから皆「昔は良かったね」なんて言うんだろうね。おしまい。