先週は浅草で同窓会ライブと府中ジャズインというジャズフェスティバルに出演してきました。両日ともに盛り上がり、楽しく過ごせました。今週は日曜日に町田でとっておきの音楽祭というイベントに出演してきます。天気予報では雨が降りそうな気配がしていますが、雨天決行ということで一安心。そう、我々は初回のライブからずーっと天気が悪いことが多いんですよね。台風が来ちゃったりとかね。地方遠征の回も1日に1回も雨が降らないっていうのがあんまりないのです。
 たくさんライブをしていくとある程度法則のようなものを見つけるものなんですよね。どのバンドにも当てはまるのかは分かりませんが、例えば「MCでこんな話をすると受けがいいなあ」とか、「夏の場合、野外イベントだったら午前やお昼過ぎよりも夕方や夜の方が盛り上がるなあ」とか、逆に「冬なら夕方よりもおやつの時間くらいの方がCDを買ってもらえてる気がするなあ」とかそんなレベルですけどね。
 一つ興味深い法則がありまして、「その場にいるお客さんのだいたい1割くらいの人がCDを買ってくれる」気がしています。会場によって物販出来る条件は違いますし、セットリストや天気、時間帯なんかも影響してると思いますし、もっと多い日(少ない日ももちろん)もあるのですが、だいたい僕はその場の1割くらいの人が徒花プロジェクトのCDを手に取ってくれていると感じています。これは非常にありがたいことで、とても嬉しいのです。家に帰ったらもう一度聴いてみようっていうお客さんの意志ですからね。それは今日の演奏を楽しんでくれたってことだと思いますからね。そういう人がたくさんもっと増えるようにしたいと思いますし、その場で観ていてくれた人にはいい思い出をたくさん作って帰って頂きたいと思いますしね。僕たちの音楽にお金を払わなくても楽しいことや時間潰しがある中、課金して頂けるのは素直に嬉しくモチベーションに繋がりますよね。
 もう一つ興味深い法則がありまして、「CDを買ってくれたお客さんが偶然という言葉を使う」というものです。これはお話出来たお客さんはかなりの確率でおっしゃっているように感じます。『偶然見かけて…』とか『他のバンドを観に来たんですけどたまたま演奏聴こえてきて…』とかこんな感じで言われることが多いですね。僕が何が言いたいかというと、誰もが素敵な偶然を求めているんじゃないかってことです。素敵な偶然のことを『必然』と言ったり『運命』と言ったりするでしょう。出会いは一度しかないのだから、最高の状態で徒花プロジェクトと出会って欲しいということです。その為に精進しなくちゃね。僕も体験したことがありますよ。偶然見つけた最高のバンドってやっぱり最高のバンドですもんね。
今週はこの辺で。