ちゃんと数えてないんですけど、どうやらコラムの更新80回目みたいです。1000字×80回、まあまあな文字数を書いていますね。このコラム、CD購入特典にいつかしてやろうと思って始めたのですが、ようやく目途が立ちましたね。というわけで、次のCDの頃にまとめて読めるようにしたいと思いますので引き続き応援よろしくお願い致します。今回は80回記念ということで、皆様が書いてくれたコメントにお返事していきますね。

『悔しい!あーなんか悔しい!このコラムを読んだら悔しさが込み上げてきてコメントするか葛藤を繰り返しました。『ライ麦畑でつかまえて』って聞いたことはあると思うけれど、内容は全く知らず、ただただこの曲が好きな私は今悔しさでいっぱいです。「探さないでください」って残してライ麦畑に隠れたい気分です。今夜は眠れない夜になりそうだ!(原文まま)』

コメントを見る限りでは、『ライ麦畑で抱き締めて』について何か僕が失言をしているようですね。原作に出てくるホールデンの気持ちが僕には痛いほど分かってしまうわけなんですが、万人にそう思わせてしまうキャラクターが名作の証なんですよね。実はライ麦を作曲したときは全然好きじゃなかったんですよね。楽して(色々パロディして)作っちゃったし、なんか馬鹿っぽい気がしちゃってて。今はたくさんのラジオ局で掛けてもらったり、お客さんも好きでいてくれてるので僕にとっても大切な曲になりました。ただ、もっと凄い曲掛けるんだぞってところもお見せしたいですね。

『今回のコラムを読んで、朝から近くの本屋さんに行ったけど「古い本でうちには在庫がありません。お取り寄せ….」
2軒目も「うちには…」今日明日で見つけられなかったらネットで注文しようと思って調べていたら、翻訳が野崎孝氏によるものと村上春樹氏によるもの2種類ある事がわかりました。及川さんの読んでいるのは村上さんですかね?洋書で読んでやろうか!と一瞬思ったけれど読み終わる気がしないのでどっちかを買います。というわけでネタバレNGでお願いします笑(原文まま)』

 こちらもライ麦畑の話ですね。在庫ないんですかね? ブックオフとかで偶然見つけられそうな気がしますけど。野崎さんの翻訳も村上さんの翻訳もどちらも読みましたよ。あんまり変わらないとは思いますけどね、当たり前ですよね、同じ小説なんだから。村上さんの翻訳の方が最近のものなので、モダンで少し軽い表現になっているかと思います。ホールデンの語り掛けてくる口調がなんとも言えず心地よいのです。物語の大切な部分の読み応えはどちらも変わりませんね。僕は洋書では読んだことがないので、いつかチャレンジしてみたいと思います。

 コメントありがとうございます。書いて欲しいこと、質問などなんでもおっけーですので是非コラムも一緒に盛り上げていってくださいね。ごきげんよう。